あたらしさと歴史が融合する教育のまち~本郷を支える8のまちびととイチオシグルメ~
本郷の「いま」を生きる人たち=「本郷のまちびと」が本郷の魅力を紹介していきます。
東京大学のイメージが強い本郷は、新しさと古さが共存し、融合しているまちです。代名詞の「赤門」は、外国人観光客の間でもフォトスポットとして人気です。一方、まちを歩いているビルの間に古い民家があったり、明治~昭和頃の有名な文豪の記念碑があったり、リノベーションされた建物があったりと下町の情緒が垣間見え、ところどころに新しさが光るまちでもあります。さらに、在住者の観点、地域活性の活動団体、絶品グルメ。3つの観点から本郷というまちのリアルな魅力をご紹介いたします。
知的な刺激も、お出かけ先も、たくさんあるまち「本郷」
本郷は東京大学、図書館のような文教的要素がたくさんあります。地元の子どもたちは東京大学教授が手掛ける講座に参加したり、この地域ならではの知的イベントや地域教育への参加も楽しむことができます。また、総合病院や大学が多いからか、医師の方や大学関係者や経営者の方が多いです。教育熱心な方が多く学力の高い子ども達も多いと思われます。他にも、本郷は人情味があり緑が豊かなので子育てにもとても適しています。近隣エリアには多くの教育機関があり、ひとや自然を慈しむ情操教育に学校教育とバランスのよい教育ができる環境が整ってる地域なのかもしれません。
まちびとがひとつとなり取り組む地域活動
「NPO法人 街ing本郷」とは、住民、学生、企業の「やってほしい!」「やりたい!」の声をくみとり、それを実現して、まちをもっとすてきにするために生まれた団体です。町内会や商店街の人達が中心となり、本郷のまちづくりや地域経済の発展、問題解決のためにさまざまなプロジェクトを企画実行しています。プロジェクトの一つである「書生生活」は、空き部屋・学生・地域をつなげる仕組みです。学生は地域活動への参加を条件に部屋を安く提供してもらえます。この仕組みを考案した当時東京大学の学生だった杉本雅明さんは、今でも代表の長谷川さんと仲良しです。昔は当たり前だった「学生が地域活動に参加する」という伝統を、あるべき姿に戻していこうと活動しています。
伝統の味と未来の味が融合する、「いま」の味
壺屋総本店は、かの勝海舟が閉店を引き止めたという約400年続く和菓子店。「うちの最中の皮は餅米100%。歯や口の裏にくっつかないんですよ」とご主人。おいしさを大切にするために添加物は一切不使用なんだとか。最中やビスケットなど時代に合わせた商品開発も柔軟にされている新しさも忘れない老舗の味をぜひ食べてみてください。Abats(アバ)は「内臓」という名の店で、肉本来の旨味を堪能することができます。世界中を旅したシェフがさまざまな国からインスパイアされて創る自家製シャルキュトリー、内臓料理のお店。北海道の漁師直送ジビエは新鮮そのもの。スパイスや塩は必要最小限で肉本来の旨味を味わうことができます。