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2023/10/05 プレスリリース

第4回『Attractive JAPAN Award』受賞者を発表!

大賞は、宮浜アドベンチャーズの「海上参拝『七浦巡り』をコンプリート!神の島・宮島を一周する3時間の海の旅へ」

 

『まちの誇りの架け橋』を創業理念に、まちの魅力や地域資源を活用した体験プランの開発及び、予約プラットフォーム「Attractive JAPAN」の運営を行っている、株式会社地域ブランディング研究所(本社:東京都台東区 代表取締役 吉田博詞)は、全国の着地型滞在プランを提供する事業者・団体を表彰する『Attractive JAPAN Award』の受賞発表を10月5日に行いましたのでお知らせいたします。

 

■「Attractive JAPAN Award」とは?
Attractive JAPAN』は、日本全国のプレミアムな文化体験・自然体験などを600件以上を取り扱う、体験プラン予約プラットフォームです。

 

弊社は、Attractive JAPANを通し、地域独自の資源や文化を伝え、その地域が持続的に発展するよう、後世に残していくための活動をされている事業者・団体の取り組みの紹介や、魅力ある着地型滞在プランの販売プロモーションを支援しています。

 

2020年より、様々な取り組みにチャレンジしている事業者・団体を表彰する場として
『Attractive JAPAN Award』を発表しており、今年で4回目となります。

 

審査の観点としては、体験プランのブッキング数の伸び率、口コミ評価、地域らしさを体現しているか、関係者の熱意、持続性、話題性、地域貢献度などになっております。

 

地域振興やサステナブルツーリズム、インバウンドに関わる専門家及び、Attractive JAPANスタッフの投票による各評価項目の総合点数により、3賞を選出いたしました。

 

■各賞受賞者紹介

【アトラクティブジャパン大賞】
地域の独自性や話題性、地域貢献性、ブッキング数及び来訪数においても成果を上げられているなど、総合的な観点で評価を集めた事業者・団体に贈られる賞。

 

<受賞者> 宮浜アドベンチャーズ 様(広島県廿日市市)

 

(評価ポイント)
宮島の西側の対岸に位置する宮浜温泉。令和3年度に宮浜温泉組合と地域の体験アクティビティ提供事業者が連携した新たな滞在ブランド「宮浜アドベンチャーズ」を立ち上げ、宮島が「神の島」と呼ばれるストーリーと、西側の太古の環境が遺る自然を季節ごとに再編集した滞在プログラムを提供。

 

現在ではクルーズやカヤック、トレッキングなど計6事業者10プランという豊富な商品を揃え、通年で販売。宮浜温泉の「静」と宮浜アドベンチャーズの「動」を組み合わた有料先行体験会には延べ95名が参加し、9割近くが「大変満足」と回答し、ファンコミュニティの構築にも貢献しました。

 

また、宮浜温泉で付加価値のある滞在コンテンツを作ることで、世界的に知られた人気観光地である対岸の宮島に流入する観光客を効率的に分散させ、地域の負担を軽減し、混雑を避けて宮島を愉しめるという利点にも繋がりました。造成コンテンツの多くが化石燃料に頼らないアプローチで、環境や地域にやさしい取り組みであることや登山道の整備への寄付の取り組みなどが総合的に高く評価を受け、大賞として選出させていただきました。

 

(審査員コメント)
「アクティビティ要素と文化要素を絡めている点が魅力的。また、提供している体験の後は宮浜温泉につなげており、地域資源をうまく活かした取り組みになっている点も評価。」

 

<代表プラン>
海上参拝「七浦巡り」をコンプリート!神の島・宮島を一周する3時間の海の旅へ♪(宮浜温泉発着・お弁当付き)

 

宮島の対岸に位置する宮浜温泉から渡し船に乗って、世界遺産の島・宮島を一周しながら、厳島神社と7つの神社を海上から参拝するプラン。この7つの神社を参拝することを「御島巡り(七浦巡り)」と呼び、宮浜温泉沖の海を知り尽くした船長が海上からしか参拝できない場所にもご案内。目の前に広がる瀬戸内海の多島美の景色も愉しめます。

 

【地域アイデンティティ賞】
そこでしかできない、地域の独自性や資源を活かした取り組みをしている事業者・団体に贈られる賞

 

<受賞者>会津磐梯巫女舞保存会 様(福島県耶麻郡磐梯町)

 

(評価ポイント)
2018年に会津磐梯巫女舞保存会を結成。福島県の指定重要無形民俗文化財であり、少なくとも300年以上の歴史があるとされる磐梯町の巫女舞を初めて観光商品化し、ここでしかできない地域アイデンティティを発揮している点が評価されました。

 

この商品化をきっかけに、これまで活用されていなかった文化財が観光コンテンツになり得るという新たな視点を提供することに成功。地域での行事やイベントにも参加し、伝統文化継承につながる大きな波及効果を生み出しています。

 

地域で守り継がれた文化財を残すためにその価値を担保した観光商品化に取り組み、磐梯神社との連携で古きしきたりに則った参拝を体験するなど地域に根付く文化や信仰も発信できている点で地域アイデンティティ賞として選出させていただきました。

 

(審査員コメント)
「伝統文化としての質を担保しながら、外部に向けたエンターテイメントとして、地域に伝承されてきた巫女舞を商品化している。地域内外に地元の神社や巫女舞の伝統芸能を訴求できる点が良い。」

 

<代表プラン>
美しい紅葉ライトアップで神秘的な一枚を! 巫女装束で特別参拝フォトプラン

 

磐梯山慧日寺資料館の庭園にて期間限定で開催される、紅葉ライトアップ。幻想的な空間の中、この地に古くから伝わる神事“巫女舞”の装束を着て、夜の磐梯神社を参拝し、カメラマンによる記念撮影も体験できる特別企画。地域の伝統を感じ、神聖な空間で特別なひとときを過ごすことができます。2023年10月21日(土)13:00〜19:00「磐梯山の秋を半日満喫!巫女装束で特別参拝半日プラン」開催予定。

 

【サステナブル賞】
環境への配慮や地域文化を持続可能な取り組みで発信しているなど、サステナブルツーリズムの観点における取り組みや体験を提供している事業者・団体に贈られる賞

 

<受賞者>一般社団法人シラハマコイナ様(沖縄県竹富町)

 

2021年には世界自然遺産にも認定された西表島。多様な伝統・文化・自然と共にある暮らしが残された白浜集落で、地域の方々との交流や体験を愉しめる滞在を企画にするなど、自然や集落の持続性に長けた商品を展開し、地域内消費及び自然や文化の保全にも貢献しているという点からサステナブル賞として評価されました。

 

豊漁と航海安全を祈る年に一度の行事・海神祭で使用されるサバニでの体験は、地域のサステナビリティを象徴する取り組みであり、受け継がれてきた伝統文化へのリスペクトが強く感じられます。また、来訪者を受け入れる住民性と集落の方々との交流がうまく形になっている点が大きな魅力となっています。

 

集落を離れた若者が将来帰って来たいと思える場所にするために、地域での雇用創出や自走に向けた取り組みにも挑戦。持続性が担保できる地域づくりに積極的に取り組まれています。

 

(審査員コメント)
「民俗学的な視点でも興味深い尖った地域文化生活体験である。世界自然遺産にも登録されたマングローブが残る島の自然を体感するサバニライドに加えて、持続可能なディープな文化と自然の体験で地域への理解を高めることができる。」

 

<代表プラン>
西表を知り尽くす地元ガイドと行く仲良川サバニツアー

 

白浜集落に残る伝統祭事である海神祭で使用するサバニ船に乗って、集落奥地にある仲良川を巡るツアー。サバニが白浜の海に浮かぶのは、年に一度の海神祭の日かこのツアーの催行日のみ。マングローブ林が立ち並ぶエリアにサバニを漕いで向かいながら、西表が誇る自然の壮大さを体感できます。

 

■審査員紹介
◆小堀 守 氏(インバウンド/MICEコンサルタント)
1977年国際観光振興会(現:日本政府観光局)入構。国内各部局やロンドン、ニューヨーク事務所勤務などを経てコンベンション誘致部長、海外プロモーション部長、統括役、理事などを経て参与などを務めた。国際会議の誘致や海外に向けたプロモーションに長く携わり、日本コングレス・コンベンション・ビューロー事務局長も務め、全国のコンベンションビューローとのネットワークも豊富に有する。各種講演、寄稿経験も多数。

 

◆森 高一 氏(NPO法人日本エコツーリズムセンター共同代表/立教大学・学習院大学兼任講師)
1990年代より環境教育、環境コミュニケーションを専門に取り組み、国や自治体、企業などの環境施策に携わる。日本エコツーリズムセンター共同代表として、2014年からサステナブル・ツーリズムの国際認証の研究と普及に取り組み、各地の地域に根差したサステナブルな地域づくりを支援。地域でのガイド、コーディネーター養成、地域資源の磨き上げなど地域に寄り添う実践を進めている。
<主な実績>2017年、岩手県釜石市のグリーンディスティネーション「サステナブルな世界の観光TOP100」申請を共同であたる。2021年、奄美大島、徳之島天城町で農泊促進事業の専門家として関わるほか環境省、観光庁の専門家として各種事業で専門家として業務にあたる。

 

◆BAUD Julie(ボゥ ジュリ)氏(インバウンド専門家)
フランス・ボルドー出身。ボルドー大学卒業後、京都大学で学び日本に滞在。インバウンドのアドバイザーとして活動しており、中部圏インバウンドセールスプロジェクトでは事務局とスピーカーを兼務。現在は、インバウンド観光のコンサルティングを行うほか、サステナビリティの専門家としての講演や、伝統工芸専門のガイドとして活動している。

 

今回受賞された事業者には表敬訪問と合わせて表彰イベントを行う予定です。10月中旬~下旬に実施を予定しておりますので、取材にお越しいただけるメディア様は、広報担当にお問い合わせください。

 

>>プレスリリース(PDF)のダウンロードはこちらから

 

【本リリースに関するお問い合わせ】
株式会社地域ブランディング研究所
担当:石川
〒111-0035 東京都台東区雷門2-20-3 アクアテルースUⅡ 8階
TEL: 03-5246-4248 FAX: 03-6732-3140
MAIL: info@chibra.co.jp HP: https://chibra.co.jp/

 

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