株式会社商工中金経済研究所が発行する月刊誌『商工ジャーナル 10月号』の特集『ウィズコロナと観光産業』に代表吉田の執筆記事が掲載されました。

記事のタイトルは「コロナ後を見据えた観光再生」。観光業の現状や課題を見据え、今後の観光業の再興に求められるヒントを弊社が関わる取り組み事例を交えながら解説しました。

観光トレンドは、コロナ禍を経て変化しています。
コロナ後の世界は、コロナ前のあり方に戻すという流れではなく、観光が及ぼしてきた課題を解決して、地球・地域の未来につながる循環をどう構築できるかという観点で再構築が進んでいるといってもいいでしょう。そして、それに対応できる場所が選ばれる場所になっていくといっても過言ではありません。
また、先々を見据えると、経営感覚を持ったリーダーがビジョンをしっかりと描き、若手を中心とした担い手や戦略立案、受け入れ体制を構築できるか否かがカギとなります。 地域の未来に課題を感じた地元の経営者やリーダーたちが立ち上がり、行政依存ではなく、自らが主体性をもって未来を描き、その実現のために各種時補助金なども活用し、どんどん形にしてく推進力には目を見張るものがあります。地域全体でそのような体制を整備できるかどうかは継続的進化において大事なポイントです。

コロナ禍の2年で戦略的に動いた地域には、大きな推進力・ネットワークという財産が残ったと言えます。これらの地域が先進的に輝いていくことで、日本の観光地がもっと再生されていくサイクルが出来上がることを楽しみにしていると語っています。