【アメリカ人スタッフが語る】日本の“田舎”に住む理由
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アメリカ人の私と日本の出会い
皆さんこんにちは。地域ブランディング研究所のアメリカ人スタッフ、レイシーと申します。ケンタッキー州育ちで、ダンス、旅行、料理、動物、花などが大好きです。
アメリカに住んでいた中学生の頃は学校の近くにトヨタの工場があったため、何人かの日本人の同級生がいました。彼らは英語が話せなかったのですが、折り紙などの文化交流を通して友達になり、それがきっかけで日本に興味を持つようになりました。
私の日本滞在歴
これまで日本にはあわせて約3年住んでおり、最初に訪れたきっかけは、岐阜大学での1年間の交換留学でした。この留学生活を通して日本に心惹かれ、さらに名古屋の南山大学で半年の交換留学することになりました。
卒業した後もまた日本に戻りたいという気持ちが強く、小中学校の英語教師として働くために再来日し、約1年間勤めた後、2020年7月に地域ブランディング研究所にジョインしました。
日本は素敵な発見に満ちている
他の国に住むという決断は大きなことで、周囲にはよく「どうして?」と聞かれます。
「日本のどこが好きなの?」
シンプルな質問にも思えますが、答えるのは意外と難しいものです!
日本には好きなものがとても多くあります。例えば、食べ物、文化、着物、人々、自然です。特に“田舎”に行くことにハマっています。
多くの人が知らない素敵な旅先を発見できることは私にとって楽しみに満ちています。そして、「もっと日本にいるべきだ!」という気持ちを強く感じています。
岐阜こそ最強のローカル
日本で訪れたどの地域も好きですが、なかでも岐阜県がとても気に入っています。(偏った考えかもしれません!)留学で初めて岐阜県に来た際に、地元の人々の優しさや都会では出会うことが難しい文化にたくさん触れることができ、私の心は奪われました。
現在、「ぎふベジ」(地元の野菜ブランド)のイメージガールをさせていただいていますが、この活動を通して地域の農家さんをはじめ岐阜の方々と再び交流することでき、とても嬉しく思っています。
ローカルでの体験はその価値のすべてを伝えきれないぐらい素晴らしく、都会や有名な観光地にだけ立ち寄って満足するのはもったいないと感じます。
もちろん、私も都会へ行って買い物や遊ぶことは好きですが、“田舎”に戻るって幸せです。
アメリカ人の私から見た岐阜のおすすめポイント3つ
もし岐阜県に来る機会があれば、是非 岐阜城・郡上市・関市に行ってください。
岐阜城
岐阜城は標高329mの金華山の上にあり、1時間ほどの手軽な登山です。
山の上にはリス村もあり、私と同じ動物好きな方でしたらリスの餌付け体験もおすすめです!
郡上市
郡上市は、岐阜県の山の奥にあり「郡上おどり」で有名です。綺麗な自然や川があり、ラフティング等の川遊びはおすすめです!
関市
関市には「モネの池」という青く透明で素敵な池があります。本当に絵のように見えるため、観光客が「モネの池」と呼び始めたそうです。
6月頃に行けば、最高に綺麗なアジサイも咲いています!
岐阜の次は北海道
すっかり岐阜通になった私ですが、また自由に旅行できるようになったら次は秋から冬の時期の北海道に行ってみたいと思っています。食べ物が美味しそうですし、雄大な景色を見たり、北海道ならではの料理体験をしたりと、様々なことに興味があります。
特にソリや雪上のバナナボートなどのウィンタースポーツをやってみたいです!子供のころ、冬になると小さな丘でソリ遊びをしていたのが懐かしいです。
アメリカ人が見た観光地のコロナ対策
現在は新型コロナウイルスの影響で、旅行そのものが漠然と怖いと思う人も多いと思います。安全確保のためには十分な対策や用心が必要ですが、私が見た日本の観光地では徐々にwithコロナの取り組みが進んでいるとも感じました。
先日、犬山市を訪れた際のコロナ対策は良い意味でびっくりしました。
犬山城に入る際にはすべての人へマスクの着用と体温の計測、消毒をしたか確認がありました。それだけではなく、各階のスタッフが来場者のよく触る物を何回も消毒していたり、ツアーガイドも屋内では話してはいけないというルールがあったりと、対策の徹底ぶりをうかがうことができ、安心して回ることができました。
ワクチンができるまでは、このような取り組みがスタンダードになるのでしょうか。もし日本全体がそのように気をつけることができるなら、思ったより早く北海道へ行けるのではないかと期待しています。
まだまだ日本では、たくさんの場所に行ってみたいし、色々なことを体験してみたいと思っているので、日本中のどこへでも安全に旅行できる日がまた来ることを心待ちにしています。
AJラボでは、これからもアメリカ人の目線から様々な情報をお伝えできればと思いますので、次回をお楽しみにしてください!