訪日フランス人の訪日動機に影響を与えるYoutuberをフランス人目線で調べてみた。
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皆さん、こんにちは。地域ブランディング研究所の20歳フランス人インターン生 ブロトン=フロランと申します。
私は訪日回数が今回5回目なのですがフランス人が日本に向けてどれだけ関心を持っているかフランス人目線で紹介したいと思います。
5年前の2倍に増えている訪日フランス人
まず訪日フランス人の推移について見てみましょう。
2018年は30.5万人以上が訪れており、2013年の2倍の水準。訪日フランス人数は欧州の中でイギリスに次ぎ第2位に位置します。
また1人あたりの平均観光消費額21.6万円と高水準。平均宿泊日数も18.4日と長いです。
つまり訪日フランス人はコト消費と非常に相性が良いことがデータから分かります。
フランス人はどのように日本に興味を持つのか?
①フランスは世界有数のアニメ・漫画市場
フランスの漫画単行本販売部数は2017年に1500万部を超えており世界でも有数のマンガ市場です。
フランスで日本の漫画が人気な理由として、元々に「バンド・デシネ」というアートに近い漫画文化があったことが挙げられます。
そういった土壌もあり1970年代と早い時期に日本アニメがフランスのテレビで放送されています。
- ジャングル大帝(1972)
- グレンタイザー(1978)
- キャンディ・キャンディ(1979)
- キャプ テン・ハーロック(1979)
海外で漫画アニメに親しみを持つ人は比較的若い世代というイメージがあるかと思いますが、フランスでは40代の方もアニメに多く触れており強い訪日動機を作っています。
②Youtube
漫画と同様に訪日動機に大きく影響を与えているのがYoutube。日本でも人気ですが、フランスがさらに上回っています。
そしてフランスの有名な Youtuber が日本に行き動画で紹介することも多く、見た人は日本に行きたくなります。
以下フランスの主要なYoutuberを紹介しましょう! (数値は2019年9月時点のデータです)
SQUEEZIE
★チャンネル登録者数:1,355万人
Squeezieはすごく日本が好きで、日本には何回も行ったことがあり、日本をテーマにした動画を10本以上配信しています。
チャンネル登録者数は1,355万人。フランスの国民人口が6,700万人であることを考えるとすさまじい影響力です。(約20%)
ちなみに日本で最もチャンネル登録者数が多いのは、はじめしゃちょーの800万人です。
Cyprien
★チャンネル登録者数:1,335万人
Cyprienも日本が大好きで、日本についての動画は6本と、1本は日本で撮影した短編映画を 出しています。
彼らに限らずフランスの人気Youtuberで日本を紹介してくれている人は多くいます。(Norman, Amixem, Mcfly & Carlito, Le Rire Jaune等)
日本に特化したYoutuberも多数いる
日本だけに特化したYoutuberも多数います。
・Louis-San (チャンネル登録者数44万人)
・Tev – Ici Japon(チャンネル登録者数44万人)
・Ichiban Japan(チャンネル登録者数27万人 )
日本だけにもかかわらず20~40万人規模の登録者がいることから高い日本人気が伺えます。
③facebookグループ
facebookグループ内での情報交換も非常に活発です。
- Japon de Tous les Jours(56,549人)
- Un Gaijin Au Japon – La communauté(37,948人)
日本への旅行するための相談したり、日本の動画や写真がシェアされています。
まとめ
今回の記事でマンガだけでなくYoutubeを通じて日本に関心を持っている人がくいることが分かったと思います。彼らのコンテンツを見れば何がフランス人の心を掴むのか見えてくると思います。
そして、フランスから日本への交通インフラが今よりさらに整えばさらなる成長が見込めるでしょう。
今日の一句
Youtube マンガと並ぶ コンテンツ