2020/01/17
統計・データ分析
【解説付】訪日外国人 2019年は3,188万人(+2.2%)。観光消費金額は4.8兆円(+6.5%)と大躍進
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毎年順調に成長する訪日外国人。2018年は3,119万人に対し、2019年は3,188万人(前年比+2.2%)となりました。
主要な国別の過去推移はコチラをご覧下さい。(2020/01/17 最新数値に更新済!)
訪日外国人2019年の月次推移
2019年の訪日外国人推移がコチラ。
年前半は好調に推移していたものの、後半は前年を割り込むことが頻発しました。
訪日韓国人の大幅減少が全体数に影響
その要因はズバリ日韓関係悪化による訪日韓国人の減少。諸外国が堅調に成長する中、韓国だけが前年比-25.8%となってしまいました。
もし訪日韓国人が前年並だったとしたら、2019年の訪日外国人数は3,384万人でした。(前年6.1%増)
伸びる欧米豪・東南アジア
その一方地理的に少し離れた東南アジアや欧米豪諸国が順調に伸びました。
特にアメリカは2020年、200万人台に到達しそうな勢いです。
消費金額は4.8兆円(6.5%増)
訪日外国人数は2.2%の伸びに対し、消費金額は6.5%と大きく伸びています。
訪日韓国人の旅行消費単価は約7.5万円と他国より低いため、 観光産業全体への影響は少なかったようです。
2020年はオリンピックでさらなる飛躍が予想される
2019年はラグビーワールドカップの効果もあり、欧米豪が大きく伸長しました。
そして今年2020年はついに東京オリンピック開催。訪日外国人数への影響はラグビーワールドカップを上回るでしょう!
そして目先の訪日数だけでなく、観光消費金額にも注目することが、我が国の観光産業にとって非常に重要です。