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2018/10/16 統計・データ分析

【2017年版】世界観光客数ランキングから分かった日本の可能性

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    2018年は3,000万人台を超えるペースで推移している訪日外国人数。では世界観光市場ではどの位置にいるのか?

    国連世界観光機関(UNWTO)の世界観光統計2017年版が発表されましたので、そのデータを分析してまいります。

    ※アメリカ合衆国の観光客到着数は予測数値。

    2017年外国に旅行した人は13.2億人

    2016年は12.4億人だった世界観光客数は、13.2億人と前年比 7.8%増 となっています。

    仮にこの成長ペースが持続したとすると、2024年には20億人を突破することになります。

    1990年時点で4.4億人ですから隔世の感がありますね。

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    日本人でも、昔は留学する人なんてひと握りでしたが今では珍しくないことを鑑みると納得。

    世界的にも海外旅行をする方は増加傾向にあることが本データから読み取れます。

    外国人観光客数が成長しているエリアはどこか?

    ではどこのエリアが成長しているのか?内訳を示したのが下記グラフ。

    日本が属するアジア太平洋エリアは2016年から着実に伸びているものの、世界観光市場におけるシェアは24.7%→24.4%と若干低下。

    これはヨーロッパエリア(特に地中海エリア)が大きく成長したためです。先進国地域においてもまだまだ観光客数が伸びていることが分かります。

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    国別外国人観光客数ランキング

    さらに国ごとにランキング化したものが下記グラフ。2016年は15位だった日本は、2017年は12位とさらに順位を上げています!

    前年比伸び率も16.2%と他国を圧倒しています。

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    2018年は3,200万人前後になると予想されます。が10位以内にランクインするためには3,500万人台のタイを越えなければいけません。観光到達数でのベスト10入りは2019年以降となりそうです。

    韓国が急降下

    同じ東アジアエリアに属する韓国は2016年 1,724万人で19位にランクインしていましたが、

    2017年は 前年比-22.7% の1,334万人と大失速。中国との関係性悪化により観光客数が激減したことが主要因です。

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    我が国日本にとっても国交次第では同様の可能性があることは想定しておいたほうが良いでしょう。

    参考記事:韓国の観光地が閑散としていた様子を現地調査したレポ

    対国民人口比率で分析

    次に当該国の国民人口とのバランスを分析したものが下記グラフです。(国際観光到着数/国民人口)

    我が国日本はインバウンド好調ですが 2016年 0.19 →2017年 0.23 とまだ低い水準。

    他国と比較してもまだまだ受け入れポテンシャルはあることが分かります。

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    観光収入が成長しているエリアはどこか?

    観光収入のランキングはこちら。

    観光収入額は 2016年:32,846百万ドル→2017年:33,304百万ドル と増加したものの順位は昨年と変わらず11位です。

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    ただ日本円ベースで考えると17.8%も伸びています。為替の影響で順位も変動するため、1つの参考値として考えましょう。

     20162017伸び率
    円ベース(億円)37,47644,16217.8%
    ドルベース(百万ドル)32,84633,3041.4%

    また1人あたりの観光消費額(緑線)では物価が安いタイに負けています。またアクティビティ文化が浸透しているアメリカ・オーストラリアの背中はまだまだ遠いですね。

    まとめ

    観光到着数、観光消費学でベスト10入りは果たせませんでしたが、他国と比較してもまだまだ伸びしろを感じる日本インバウンド市場。

    国連観光統計のレポート内でも、毎年2ケタ成長を続ける日本について注目されていました。

    そしてさらなる成長の鍵を握るのがコト消費。

    弊社も日本のここでしかできないプレミアムな体験のインフラづくりをお手伝いするべく東奔西走致します!

    今日の一句

    “伸びしろが まだまだ残る 日本かな”

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