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2020/05/12 体験プログラム紹介

【セミナーレポ】オンライン体験成功5つのポイント

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    はじめに

    2020年5月8日(金)、(株)地域ブランディング研究所主催でウェビナー(オンラインセミナー)を開催しました。

    今回のタイトルは、「コロナ禍における主要OTAの戦略とオンライン体験先駆者が語る成功の5か条」。

    新型コロナウイルスの影響を受け、よく目にするようになったオンライン体験。このオンライン体験を実際に開催するにあたってのポイントを聞いてきました。

    インバウンド事業が落ち込んでいる今、たくさんの人にお伝えしたい内容でしたので、今回は、その内容を抜粋してお届けします。

    日本のオンライン体験の第一人者 市原佑樹(Yuki)さん

    市原佑樹(Yuki)さん

    今回のウェビナーは、(株)地域ブランディング研究所の代表 吉田博詞とゲストパネラーの市原佑樹さんとのディスカッション形式で実施されました。

    市原佑樹さんは、Airbnbを主として「オタク」をコンテンツとして、海外ゲストを案内しています。新型コロナウイルス感染の拡大前には、プライベートオタクツアーを1年半以上開催、500人以上を案内し、「Community Contributor」としてエアビーから表彰されたこともあるオフライン体験でもインバウンド業界に貢献をしている方です。

    現在は、2020年4月から始まったAirbnbの新サービスであるオンライン体験で「オタクとアニメ文化について学ぼう」というコンテンツをスタートしているオンライン体験の日本の第一人者です。

    そもそもオンライン体験とは?

    オンライン体験とは、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、Airbnbが先駆けとして始まったものです。今や、Airbnbだけでなく、tripadviserや世界様々なOTAなどでも特集され、世界的に力を入れ始めています。

    日本のオンライン体験のホストとして活躍されている市原さんも最初は、

    「体験とは、オフラインで提供していて、会って一緒にいるから楽しめるのでは」

    とオンライン体験には懐疑的だったとのことです。しかし、実際に提供してみると、オフラインと同じくらいか、それ以上の心のつながりが感じられて、今では、今後、発展する新しいコンテンツだと感じているそうです。

    オンライン体験の主要参加国

    現在の主な参加国は、アメリカ。これは、GoogleやAmazonなどのIT企業が多く、さらにIT企業には、市原さんのコンテンツのメインターゲットであるアニメオタクが多いからではないかと分析。

    そして、2番目に多いのは、意外にも日本。これは、今、日本でオンライン体験の実施を検討している人が多いのではないかと考えています。

    オンライン体験とオフライン体験の違い

    では、オンライン体験とオフライン体験との違いは、何でしょうか。それは、以下の3点があげられます。

    1. ゲストもホストも家の中から参加。
    2. zoomを使っていること。
    3. 短時間での実施。オフライン体験では5時間くらいかかるが、オンラインだと1時間くらい。平均でも1~2時間と短めになっていること。

    それを踏まえて、オンライン体験のメリットデメリットについてを市原さんは以下のように述べました。

    オンライン体験のメリット

    • メリット
      世界中どこからでも参加できること
      短期間で試行回数を重ねられること
      単価が安く、参加ハードルが低いこと

    市原さんの「オタクとアニメ文化について学ぼう」コンテンツは、オフラインでは、5時間 1万円/人で実施している体験を、オンラインでは、1~2時間 2,000円/人で実施しています。

    オンライン体験のデメリット

    • デメリット
      時差
      体験ではなく、ラジオ感覚で参加している人も多い。
      ホストとして、実際のオフライン体験以上に慣れが必要

    主要のゲストであるアメリカに合わせようとすると、活動時間が早朝または深夜になります。アメリカのピークタイムに合わせようとすると昼夜逆転せざるを得ません。

    オンライン体験成功の5か条

    オンライン体験を成功させるには、5つの大きなポイントがあります。

    オンライン体験成功の5か条
    1. ゲストとの事前の入念なやりとり
    2. 会話のキャッチボール
    3. 画像や映像を使った、資料の準備
    4. ゲスト参加型のコンテンツ作り
    5. 体験後も関係性をつなぐ工夫

    要するに、オンライン体験が成功するためには、ゲストを飽きさせないこと、コミュニケーション(会話)を多分に取り入れ、参加型の体験にすることが重要です。

    オンライン体験のデモンストレーション

    最後に、
    地域ブランディング研究所にインターンシップで来ている留学生(タイ出身と中国出身)の2人に、市原さんのコンテンツの体験をしてもらいました。

    デモンストレーションを見て、市原さんの会話(英語)でのテンポの良さ、そして、アニメや漫画のイラストを使った目にも楽しい資料の作りこみ、常にゲスト話し掛け飽きさせない空気作りなど、「オンライン体験成功の5か条」がよく伝わってきました。

    ゲストとして参加した留学生も、「とても楽しかった」と明るい声で話していました。

    まとめ

    今回、ウェビナーに参加して感じたことは、オフライン体験でもオンライン体験でもゲストを楽しませたい!という「おもてなしの心」は変わらないということです。

    オンライン体験は、しっかり作り込めば、それ自体が一つのエンターテイメントになります。また、それだけで終わるものでなく、ゲストの来てもらうための材料ともなる可能性を秘めています。

    つまり、新型コロナウイルス感染が収束を迎えたとしても、このオンライン体験は残って、更なる発展を遂げるだろうコンテンツであるということを感じました。

    全国にある魅力が、コロナで消えていくのはもったいない。インバウンド業界が苦境の中にいる今、「ゲストがこないから、インバウンド施策は後回し」ではなく、世界中の人へ日本各地の魅力を伝え、ファンを拡大することも大切な一つだと思います。

    これまで作り上げて来たものを、今後につないでいくためにも、今、オンライン体験の実施を検討してみては、どうでしょう。

    弊社でも各種サポートをしておりますので、気軽にお問い合わせください。

    市原佑樹(Yuki)さんのオンライン体験を実際に見てみたい方は、こちらから予約(他サイトへリンクされます)いただけます。

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