長野県 茅野エリア

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湖畔に流れる穏やかな時間地域を巻き込み、可能性を開放していく

長野県のほぼ中心に位置する白樺湖。標高約1400メートル、1周約4キロの湖のほとりは信州屈指のリゾート地として栄えた歴史を持つエリアだ。
豊かな自然の中で穏やかな時間を味わえる湖畔のポテンシャルを活かし、エリア全体を盛り上げたいと考えていたのが、e-BIKEツアー事業などを展開する八ヶ岳アドベンチャーズ代表の福井五大さんだ。
「飲食・宿泊・アクティビティ…湖を中心に、それぞれの事業がもっと連携していけば、より多くの方に白樺湖の魅力が伝わるはずだと思っていた」と話す。
しかし、このエリアには課題があった。それは、土地管理の関係上、湖を絡めた事業や企画への制約が多いということ。地域を巻き込んで事業を展開していくためには、まず地域のステークホルダーの中で「自分たちが望むべき白樺湖の未来とは何か」というマインドセットを揃える必要があった。 

地域の中から共感の輪を広げていく

しかし、いち事業者がエリアをまとめ上げるのは、想像以上に難しい。地域ブランディング研究所(以下、地ブラ)は、周辺住民の方や地域の事業者、協議会に向けた説明会やワークショップを開催。白樺湖にとってのメリットや他エリアの事例を伝えながら、共感の輪をひとつひとつ広げていった。そして、地域からの信頼を獲得した上で、白樺湖の魅力を体験型観光コンテンツに反映させていく。
エリアの価値を深く汲み取るため、地ブラの担当者・青木は、一定期間白樺湖に滞在しながら事業者に伴走し続けた。「湖の持つ可能性をもっと引き出したいと思っていました」と当時を振り返る。
そんな青木について、福井さんは「私たち事業者の考えを尊重しながら、別の視点から提案してブラッシュアップしてくれる。とても心強かったです」と話す。たとえば、e-BIKEツアーについて福井さんが想定していたルートに対して「距離が長すぎるとお客様が疲れてしまうのではないか」と客観的な視点でフィードバック。他のポイントで魅力を加えることで、より満足度の高いルートが確立されたこともあった。

一貫したサポートでエリアを支え、魅力を届ける

地ブラの役目は、エリアにとっての“潤滑油”であることだ。関係者同士をスムーズにつなぎ、事業者がやるべきこと・やりたいことに打ち込めるようにサポートする。補助金の申請に関するフォロー、観光商品の企画・開発と検証、お客様への導線構築と宣伝まで。
「ここまで現場に入って一緒に取り組んでくれるから、こちらももっと本気になろう、と良い刺激になっている。エリア全体の姿勢を正して、活動を支えてくれる存在でもあります」と、福井さんは大きな信頼を寄せている。
地ブラが携わるようになってから、以前は活動が展開されていなかった湖に浮かぶ無人島を活かしたツアーがかたちになるなど、エリアの価値が掘り起こされ、広がりつつある。また、福井さんのe-BIKEツアー事業は、国内だけでなく海外からの予約も入り始めた。
穏やかな時間を味わえる湖畔へ。国内外問わず、エリアの魅力は広がっていく。これからも白樺湖の皆さんとともに、地ブラは実直に走り続けていく。

壁を乗り越えてかたちにする突破力

  • ・長野県のご縁から数年間の継続的関係
  • ・担当者移住による事業者間の対話支援
  • ・何度も地域に足を運び、信頼関係を構築
  • ・補助金事業をあらゆる面からサポート
  • ・ エリアのマインドセット拡大と展開

八ヶ岳アドベンチャーツアーズ 福井 五大さん

2019年より、白樺湖にてペンション「リトルグリーブ」とアウトドア事業「八ヶ岳アドベンチャーツアーズ」を運営。2020年にe-BIKEツアー事業を立ち上げ、壮大な景色と共にe-BIKEの魅力を伝えようと尽力している。