【肥満率30%】訪日オーストラリア人が日本食に何を求めているのか?その背景を探る。

訪日オーストラリア人は日本食への関心が非常に高い

訪日外国人が訪日旅行時に期待することとしていつも上位に出てくるのが「日本食」

さらに国別に分解していくと、オーストラリア人の9割以上が期待しているという結果が出ています。

(出典:訪日外国人消費動向調査2018より作成)

 

なぜオーストラリア人は日本食に強い関心を寄せているのでしょうか?また日本食のどこに注目しているのでしょうか?

今回は現地在住視点でその理由を解説します!

 

2014年オーストラリアは世界で5番目の肥満国になってしまった

5年前の2014年、OECD(経済協力開発機構)が発表した「OECD加盟国35カ国の15歳以上の肥満度ランキング」で、オーストラリアは不名誉な称号を得てしまいました。

それは肥満度が世界第5位ということ。

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(出典:OECD肥満率調査レポート より作成)

肥満率は約30%で、国民の約3人に1人は肥満という結果

 

さらに、肥満率の増加率は他の国と比べても最高水準に達しており、20年前の2倍以上という、政府も驚きの結果だったそうです。

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(出典:OECD肥満率調査レポート

肥満の原因は

  • 運動不足
  • 国民の健康意識の低さ
  • ジャンクフードへのアクセスのし易さ

 

この出来事はオーストラリアが健康について考え直すきっかけになりました。

そこで国民に健康志向を促そうと、オーストラリア政府は健康に対する議論を交わし、対策を立てる事にしたのです。

 

オーストラリア政府の対策

2014年のOECD結果とオーストラリア健康調査(Australian Health Survey)の結果を受けオーストラリア政府は、「Health Star Rating」という、システムを導入しました。

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(出典:Health Star RatingのHP)

Health Star Ratingとは州政府が企業とコラボレートして実施されたシステム。

あらゆる商品の片隅に星のマークが示されており、星の数が多いほど健康的な商品だということを示すシステムです。

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また

  • ヴィーガン(絶対菜食主義)
  • グルテンフリー(小麦などグルテンを含んでいない食品)
  • デイリーフリー(乳製品不使用)

という表示がパッケージに記載されている食品が増え、レストランやカフェでも同様の表示が増加。

テレビのCMや街中の広告でも政府が「肥満防止」に関するキャンペーンを促しています。

 

空前の健康ブーム、オーストラリア

そんな政府の活動の甲斐もあり、オーストラリア人の健康へ意識は高まっています。

今やオーストラリア人の7人に1人はジムに行くというデータも。

また、サプリメントやオーガニック商品の宣伝に政府がお金を投資した結果、海外からも有名商品を求めて買いに来るほど市場が形成されました。

 

ちなみにサプリメントに対する規制も大変厳しく、オーストラリア政府によって成分や効果を測定され、認証を受けてグレード分けされています。

この良質なサプリメントを求め中国人が爆買いしている光景も、オーストラリアでは珍しくありません。

 

他にも、オーストラリアではT2やNeradaなど、有名なオーガニックティー。

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マヌカハニーという医薬品扱いになるほど精度が高いハチミツもあります。

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このように、今やオーストラリアはオーガニック大国として健康志向の国に変化しようとしているのです。

 

痩せる&長生きの秘訣として注目される「日本食」

そんな健康ブームの中、オーストラリアで注目を浴びはじめたのが日本食。理由は、先述したOECDの肥満度調査において日本はは最下位。つまりOECD加盟国の中で最も肥満が少ない結果だったからです。

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また日本は、平均寿命が男女合わせて84歳と長く、長寿国としても知られています。

 

つまり日本人はスリムな体型&長生きするため、

  • 日本食はヘルシーなんじゃないか?
  • 日本人の文化や生活を知ることで健康になれるのではないか?

とオーストラリア人から思われているようです。

納豆・緑茶にハマり25キロダイエットしたオーストラリア人も

実際オーストラリアのニュースメディア SBSにおいても日本食の特集が組まれています。

あるオーストラリア人は日本に旅行し納豆・緑茶といった日本食にハマったことで25kgの減量に成功したとレポートしています。

(出典:SBS 日本食を食べて25kg減量する中で学んだ7つの事

まとめ

外国人が日本食に求める要素として「美味しさ」はもちろんあるでしょう。しかしオーストラリア人からは「太らない長寿の秘訣」としても見られているのです。

味を楽しめるだけでなく健康にも良いことを上手くアピールできれば、さらなる訪日オーストラリア人の誘客が見込めることでしょう。

またコト消費に対してお金を払う文化があるため、日本食を作るワークショップも有効かもしれません。

 

今日の一句

”日本食 太らず長寿 神秘食”

 

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