【地方集客】台湾の交通費はどれだけ安いのか?現地に行って検証してきた。

日本の交通費は台湾人にとって高い

takaiyo

以前、台湾人スタッフ 呉さん目線でみると

  • 日本の交通費はめちゃくちゃ高い
  • よほどのことがない限り長距離移動しない

という意見を頂きました。

 

つまり地方に台湾人観光客を集客しようとした場合、私たちが普段大きな抵抗なく支払っている交通費について深く考える必要があるわけです。

今回はその考察を深めるため、実際に台湾に赴き、日本と交通費の違いについて調査してきました!

【1台湾元=3.7円として計算】

 

 

空港からの乗合ハイアータクシーの場合

台湾:1,300円

台湾南部の高雄空港から古都台南に行くため、5人乗合のハイアータクシーを利用しました。

 

距離にして56km。1人あたりの料金は350元=約1,300円です。

日本:3,000円

日本で同等の距離は、関西国際空港→新大阪駅。

MKタクシーさんHP掲載の料金表を基準に算出すると

  • 5人定員のビジネスクラスで 11,900円。
  • 高速道路の料金2,200円も加算すると14,100円。
  • 5人で割ると、2,820円です。

 

ハイアータクシーは2.2倍の差がある

以上まとめると、乗り合いのハイアータクシーでは2.2倍の差がありました。絶対額で比較すると安いですね。

 

日本 台湾 差異
ハイアータクシー(5人乗合) 2,820 1,295 2.2倍

 

タクシーの場合

台湾:50kmで5,000円

滞在中、鉄道網がない西部沿岸部の農村 布袋(プータイ)に行く所用ができたので、新営駅からタクシーを使いました。

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距離にして往復約50km。普通タクシーで使う距離ではありませんね・・・

 

気になるお値段は、220元+985元=1,205元。日本円にして4,460円です。

けっこう走らせた割に安い。

ちなみに料金の内訳が分かれているのは、

はじめ定額で目的地にいく契約にしていたのですが、私が行き先を間違えてしまったため、途中からメーター換算に切り替えたからです。

(誤目的地までの料金220元+正目的地までの料金985元)

 

日本:50kmで 1.7万円

日本のタクシー料金算出にあたっては、タクシー料金検索というサイトを使って算出。

東京駅から久喜市役所までがほぼ50km。算出された料金は17,130円でした。

気軽に使えない金額です・・・。

image

(出典:全国タクシー/タクシー料金検索

 

 

個人タクシーの価格差は3.8倍

個人タクシーにおける日本と台湾の価格差はおよそ4倍。乗合ハイアータクシーよりも差が開きました。

日本 台湾 差異
タクシー 17,130 4,459 3.8倍

 

 

鉄道-在来線の場合

台湾:70kmで500円

在来線を使って台南駅から嘉義駅まで行きました。距離にして約70km。

 

 

窓口でよく分からず切符を購入したのですが、結果的に特急の指定席列車に乗ることができました。

お値段は139元=510円。 特急列車をこの値段で乗れるのは感覚的に安いです。

image

 

日本:70kmで1,320円

上野駅から深谷駅までの運賃(72.5営業キロ)を算出すると、1,320円。

更に指定席グリーン車を選択すると980円が加算され、2,300円。

 

指定席価格がとても高く感じます。

 

在来線の価格差は2.6~4.6倍

指定席の有無によって価格差が変動しますが、3-4倍前後の差が見られました。

青春18きっぷでも使わない限り、日本の在来線運賃が台湾を下回ることはなさそうです・・・。

日本 台湾 差異
在来線 1,320 510 2.6倍
在来線 指定 2,300 510 4.5倍

 

 

鉄道-地下鉄の場合

台湾:12kmで130円

高雄市街を走る地下鉄、MRTに乗車しました。路線の距離にしておよそ12km。駅の数にして10駅(文化中心駅→高雄空港駅)

 

乗車料金は35元=130円。東京メトロの最低運賃よりちょっと安い感覚です。

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日本:240円

距離12kmのモデルケースとして、東京メトロ千代田線 西日暮里→表参道の運賃を算出すると240円でした。

金額が小さいためかそこまで差は感じません。

 

しかし東京の場合、様々な鉄道が走っています。

仮にJR赤羽駅から東京メトロ浅草駅に行く場合(約12km)、乗り換えのため340円になります。

 

頻繁に移動がかさむと、負担感が増します。

 

地下鉄の価格差は2倍

1区間のみでの比較ですが、地下鉄の価格差は約2倍でした。

絶対額が少額のためか、個人的にはそこまで気になりませんでした。

日本 台湾 差異
地下鉄 240 130 1.9倍

 

 

鉄道-新幹線

今回乗る機会はありませんでしたが、昨年台湾人スタッフ呉さんが乗車した際の情報を基準に考えてみました。

台湾:180km→2,600円

台中から台北間、約180kmを結ぶ新幹線の運賃は700元=2,600円でした。

新幹線好きな方にはパラダイスなお値段ですね。

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日本:180km→6,350円

走行距離180kmは東京→静岡間にあたります。料金は指定席で6,350円でした。

 

新幹線の価格差は2.5倍弱

在来線と同じくらいの差になりました。ただ、絶対額が大きいので負担感は高くなります。

日本 台湾 差異
新幹線 6,350 2,590 2.5倍

 

 

まとめ

これまでの比較を一覧表にしてみました。

日本 台湾 差異
5人乗合ハイアー(56km) 2,820 1,295 2.2倍
タクシー (50km) 17,130 4,459 3.8倍
在来線 (70km) 1,320 514 2.6倍
在来線 指定 (70km) 2,300 514 4.5倍
地下鉄 (12km) 240 130 1.9倍
新幹線 (180km) 6,350 2,590 2.5倍

 

タクシーと在来線の指定席の差異が大きいですが、概ね2~3倍ほどの差異。

もし私たちが普段使っている交通運賃が3倍になったとしたら、ちょっと躊躇しますよね。

台湾人の方が日本に来た場合も同じように感じるのかなと思いました。またLCCが圧倒的に支持されている理由も伺えます。

 

さらに、絶対的な金額大きい新幹線やタクシーは台湾人にとって気軽に乗れる交通手段ではありませんね。

 

もし交通の便が悪い地域が、インバウンドで台湾人観光客を呼び込もうと考えた場合、コンテンツやPR方法だけでなく、現地アクセス方法まで踏み込んで考える必要があると感じた台湾出張調査でした。

 

 

今日の一句

”交通費 バカにできない インパクト”

 

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