6月は過去最高の270万人!
7/18 16:00 JNTOから訪日外国人6月の速報が発表されました。その数約270万人(2,704,500人)。
6月単月数値としては過去最高となりました。

(出典:日本政府観光局(JNTO)発表資料より作成)
また上半期の累計数値は1,590万人。単純に2倍したとして、2018年の3,000万人越えはほぼ確実です。
すべての国が前年比増
今月も速報値が算出されるすべての国で前年比プラス。インバウンドの好調ぶりを示しています。

また、念のため上半期の国別伸び率も算出してみました。
やはりどの国も前年比伸びています。

欧米系最大手のアメリカ人観光客は如何に?
さてコト消費市場と相性が良い欧米系外国人の最大手、アメリカ人観光客はどのように推移しているのでしょうか?

6月は単月過去最高値の16.2万人 !
これは訪日外国人全体の約6%を占めています。(上半期累計では約5%)

一方アメリカよりも地理的に近い東南アジア最大手のタイは7.4万人。
ピークシーズンである4月の数値をもってしてもアメリカ人観光客に敵いません。

普段訪日外国人の統計を分析していると、ボリュームの多い東アジアの4カ国(中国・韓国・台湾・香港)にどうしても目が向きがちですが、次点グループの動向もなかなか興味深いですね。
過去データから回帰分析してみた⇒2018年通年予測は3,310万人
上半期の累計数値を単純に2倍すると3,180万人ですが、回帰分析ではどのように出るのでしょうか?
算出ロジックは下記の通り。
- 6月累計訪日観光客数をX
- 年間訪日観光客をY
として過去7年分のデータを元に回帰分析。

導かれた回帰式は Y=2.0624X + 307,646
結果現時点での2018年通年 訪日外国人数は 3,310万人 (前年比15.3%増)
となりました。
これまでの予測の推移は下記の通りです。
JNTO統計月 | 当社予測値(人) |
---|---|
1月 | 32,463,131 |
2月 | 33,513,973 |
3月 | 33,418,358 |
4月 | 33,147,995 |
5月 | 33,147,899 |
6月 | 33,096,948 |
まとめ
以上6月の訪日外国人統計をまとめると
- 6月単月最高の270万人
- 訪日アメリカ人観光客は全体の6%
- 地理的に近いタイ人よりも多い
- 回帰分析では通年予測3,310万人
来月もお楽しみに!
今日の一句
”存在感 地道に増してる アメリカ人”
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