【日本より祝日少】なぜオーストラリア人は訪日旅行で長期滞在できるのか?

コト消費の主役オーストラリア。訪日旅行時の平均滞在日数が長いのが特徴です。

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(出典:訪日外国人消費動向調査)

ではなぜオーストラリア人は日本で長期滞在することができるのでしょうか?今回はオーストラリアに実際住んでる日本人から話を聞き調査してみました。

 

オーストラリアの主な休暇期間

日本でもGWといったまとまった休みがあるようにオーストラリアにも長期休暇があります。

まずどんな休暇があるか押さえておきましょう。

 

3月~ 4月:イースター休暇(4日前後)

キリストの復帰を祝う、オーストラリア最大の連休。2020年は4/10〜4/13の4日間だが、毎年異なります。

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6月~ 7月:冬期休暇

日本と季節が逆で観光業が盛んなオーストラリアにとって、この時期は真冬の閑散期。そのため、長期休暇を取り海外に旅行に行く人が多いです。

 

9月~11月:春季休暇

冬が終わり暖かくなる時期。

学校も春季休講となり、メルボルン・カップを始め、各地でイベントが盛んになります。

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12月~ 1月:クリスマス・ニューイヤー休暇

12/25〜1/1まで祝日。

旅行に行く人も多いですが、家族でのんびり過ごす家庭も多い。

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オーストラリアの祝日は月曜日が多い

オーストラリアの祝日は月曜に設定されていることが多いです。土日と合わせれば3連休になる上に有給休暇を繋げることで長期休暇を作ることができます。

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また、旅行やレジャー好きのオーストラリア人は、余暇を存分に楽しむために1年前から旅行の計画を立てます。

 

オーストラリアは日本より祝日が少ない

ちなみに「休みが多そう」と思われがちなオーストラリアですが、実は総祝日数は日本よりも少ないのです。

<2019年の総祝日数>

  • 日本:17日
  • オーストラリア:平均11日

※祝日数は州によって異なり、10.12.13日の州もある

このように日本の方が約1.5倍祝日が多いのです。

 

有給消化率が大きく違う

日本の有給消化率は、先進国世界19ヶ国で比較した有給消化率の調査でも3年連続最下位で50%。日本では法律上有休は存在しますが実際の消化率が低いため、「休みが少ない」と感じるようです。

一方オーストラリアでは、「Work Life Balance」という考え方がベースにあり、「仕事と家庭を両立させる」ことが美徳とされています。

仕事も大事ですが、家族との時間や、プライベートの時間は、それ以上にとても大事にしているのです。

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そのためオーストラリアの家庭では、9時〜18時に会社で働き、19時には家族全員が帰宅し、そこから家族の時間を過ごす、というのがとても一般的。

残業・会社の飲み会などもほとんどありません。

仕事中も「いかに時間内に仕事を終わらせられるか」という意識で全員が働いており、
時間内に成果を出すことが評価されます。

「残業なんて信じられない!」という雰囲気。

残業をしてまで一生懸命働いても、評価の対象にはなりません。

 

年間30日も有休がある

また法律で定められた有休日数が多いのも特徴です。具体的には

  • 年20日間の有給(annual leave)
  • 10日間の個人休暇(personal leave, sick leave)

の取得が認められています。

また、未取得の有給休暇に関しては、退職時に未取得の時間分支給されることも義務付けられています。

 

ちなみに日本の場合、勤続年数によって有休の付与日数は変動します。20日取得するには6.5年以上必要な上に有休取得率が低いためオーストラリアと大きく差がついてしまいました。

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(出典:厚生労働省HP

休みの重要性が賃金にも表れている

オーストラリアの最低賃金は現在$18.93/hとかなり高めです。
これに加えて土日は普段の時給に上乗せされ、更に祝日は、2倍の額を支払わなければいけないという法律があります。

このように、土日祝日に高い最低賃金が設定されていることからも、
休みを大事にするオーストラリアの労働文化が反映されています。

また休みも日本企業に比べてとても取りやすく、申請も1ヶ月〜2週間前程度でも取得できます。

このように、
・休みは必ず取るべきもの
・仕事は時間内に終わらせるもの

という考え方がベースにあるため、
必ず全員が有給を取得し家族や趣味に当てることができるのです。

 

高い平均年収がコト消費の原資

オーストラリアは、国全体の資源が豊富で潤っていることで有名です。

具体的には

オーストラリアの平均年収:約670万円(AUD78,832を AUD=85円で計算)

対して日本の平均年収:442万円 ですので


約1.5倍もの差
があります。

このように国自体が潤っており、休みもしっかり取得できるため、長期滞在&食事・アクティビティにお金を費やしてくれるのです。

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1人あたりの消費金額が圧倒的に多いオーストラリア

(出典:訪日外国人消費動向調査)

今日の一句

”よく休み お金を落とす 上顧客”

 

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