【2017消費動向調査】インバウンドのコト消費金額の伸びしろをタイと比較して検証してみた。

消費動向調査2017年通年データを分析する

観光庁が定期的に発表する重要なインバウンドマーケティングデータ、訪日外国人消費動向調査

2017年通年版がすでに発表されておりますので、コト消費市場という観点から分析します。

 

毎年堅調に増加する旅行消費額

まずは全体感を把握するため、過去7年間の訪日外国人 旅行消費額推移を見てみましょう。

訪日外国人の増加とともに消費金額も堅調に増加。2017年は4兆円を突破しました。

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(出典:観光庁消費動向調査より作成)

 

旅行消費金額を費目別に見てみた

では4兆円を突破した旅行消費金額の内訳はどうなっているのか?過去の推移と合わせて見てみると・・・

2015年を境に買物金額が大幅に伸長していることが分かります。この頃中国人観光客の爆買いがマスコミなどで頻繁に放映されたことは記憶に新しいですね。

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(出典:観光庁消費動向調査より作成)

 

体験コト消費に直接関係する娯楽サービスの金額を見てみますと、他の費目に比べればインパクトは少ないものの、毎年着実に伸びて、2017年は1,439億円の市場を形成しています。

わずか4年前と比較して4倍も成長しています。

 

コト消費が旅行消費額全体に占める割合も増加中

さらにもう1歩掘り下げて、コト消費が旅行消費額全体のどれだけ占めているのか比率で見てみました。

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(出典:観光庁消費動向調査より作成)

 

わずか1桁、たったの3.3%ですが、過去の推移をみると、コツコツ着実に影響力を増しています。

 

 

アジアの観光立国 タイではどうなのか?

日本だけの統計を見てみましたが、我が国よりも物価が安いにも関わらず、世界観光消費額ランキング3位(2016)の観光立国タイはどうなっているのでしょうか?

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【参考】2016国別 国際観光収入ランキング表(単位:100万米ドル)

順位 国名 観光収入額(100万米ドル) 1人あたりの観光支出(ドル)
3 タイ 49,871 1,530
11 日本 30,678 1,276

(出典:国連世界観光機関(UNWTO)の世界観光統計データ)

 

 

タイと比較すると日本はかなり伸びしろがある。

下記は

  • 2017年訪日外国人 旅行消費額内訳
  • 2015年訪タイ外国人 旅行消費額内訳

を比率ベースで比較したグラフです。

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(出典:観光庁消費動向調査 & タイ観光局データより作成)

 

見て頂いて分かるように、タイでは「コト消費に該当する娯楽サービス」が旅行消費額全体の2割弱も占めています。

これらを鑑みると、我が国日本のコト消費はまだ随分と伸びしろがあると言えるでしょう。

 

タイはコト消費の販路が確立されている

2016年秋にタイに出張に行った際、現地のコト消費の売り方を探ってみたのですが、日本と比較して体験ツアーの販路がきちんと確立されているように感じました。

具体的にはホテルのコンシェルジュ(よろず相談を受け付けるコーナー)が大きな役割を担っています。

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タイ出張の詳細レポートはこちら

 

まとめ

我が国日本では、外国人が喜ぶコンテンツが地方を中心にまだまだ埋もれています。

同じアジアのタイと比較しても一目瞭然!

これからのインバウンドコト消費はコンテンツ自体の掘り下げはもちろんですが、売り方についても研究する余地があるでしょう。

 

今日の一句

”まだまだね 伸びるよ 日本のコト消費”

【あわせてどうぞ】 ⇒タイから学ぶ インバウンド体験コンテンツを高単価で販売する売り方

 

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