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【奥日光】富裕層向けにアウトドアコンテンツを造成

背景・まちの課題
- 日光東照宮をはじめ数多くの観光客が訪れていたがほとんどが日帰り観光。
- 滞在型のリゾート地としては観光商品が不十分であった。
成果
- 「東京から近い自然」×「文化体験の聖地」としてブランディング
- 富裕層をターゲットとし、世界的ラグジュアリーホテルとタイアップ
- 奥日光のスピリチュアルな自然を活かしたアウトドアコンテンツを7本造成
- 観光カリスマを招聘した特別セミナーを開催し、地域全体を巻き込んだ受け入れ体制を整備
奥日光の自然を活かしたアウトドアコンテンツ造成

奥日光や日光市付近の中~高級ホテルに宿泊する欧米豪客メインをターゲットに設定。
欧米豪の訪日旅行を取り扱う米・英・仏・伊・露、5ヵ国の現地旅行会社にヒアリングを実施し、各コンテンツの魅力度、適正価格、適切な所要時間等を分析。その結果、自然を活かしたハイキング等のアクティビティへの関心が明らかに。
奥日光が豊かな自然と修験者の聖地だったこと歴史的背景を活かし、「日光の歴史と文化に迫るウォーキングツアー」「中禅寺湖でのSUP体験」等、奥日光の精神性を感じながらゆったり過ごせるコンテンツを7本造成した。
世界的大手ラグジュアリーホテルとタイアップ

2020年に開業予定のザ・リッツ・カールトン日光におけるツアーやエクスペリエンス提供の担当者とも意見を重ねながら、コンテンツを造成。
第3回以降の地域協議会にオブザーバーとして参加いただき、ザ・リッツ・カールトンが求める体験コンテンツのあり方やクオリティを地域事業者・住民と共有。本事業関係者と議論を重ねた。
また、本事業で造成した商品のうちいくつかに高付加価値の観点で手を加え、特別プランとしてザ・リッツ・カールトン日光で提供するコンテンツとして採用頂く。
地域全体を巻き込んだセミナー・ガイド研修の開催

観光カリスマこと山田桂一郎氏を招請して公開特別セミナーを実施し、地域住民含めた約40名が参加。
地域住民・観光事業者・県・市・DMO・国がどのように役割分担や情報共有し、意思決定していくべきなのかを、組織や団体の垣根を越えて闊達に議論。
本年だけでの取り組みとして終わらないよう、次年度以降にも引き続き同様の参加者で協議を続けられるよう調整した。
また、英語語圏に対するネイチャー体験をガイドできる人材を育成するため、研修会を実施。約18名に参加頂きレベルアップを図った。
モデルツアーの実施
奥日光の自然をフルに味わってもらうべく下記モデルツアーを実施。
・海外旅行会社向け:ハイキングやトレッキング、サイクリング
・一般外国人向け:アイスクライミングやスノーシュー
参加者アンケートを元に生の声を拾い上げ、造成コンテンツのブラッシュアップにつなげた。
地域担当者からひとこと
地域が発展していくためには、各事業者が歩調を合わせ、一体となって動く事が重要です。
各関係者へ地道に足を運んで議論調整し、指針を共有する泥臭い調整力は地域ブランディング研究所が得意とするところ。
今回の奥日光はそんな弊社の得意分野が活かされたと思います。
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